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節電を呼び掛け 第4回地震対策本部員会議

節電対策などについて報告した会議

 【札幌】胆振東部地震による道災害対策本部(本部長・高橋はるみ知事)の第4回本部員会議が8日午後4時半から、道庁で開かれた。

 北電は8日午後3時現在の停電戸数は7566戸と報告。「綱渡りの供給状態」とし、節電への協力を要請した。道経済部は計画停電回避のためにも平常時よりも1割程度の節電が必要な状況とし、道民や企業に周知していく考えを示した。各振興局が主催し、市町村や関係団体をメンバーとする連絡会議を開催し、節電対策を実施する。高橋知事は「節電の呼び掛けに総力を挙げる」と述べた。

 十勝総合振興局の三井真局長は8日に地元スーパーやデパート前で節電キャンペーンを実施したことや、管内市町村や関係団体に電話やメールで節電を要請したことを報告した。

 地震による人的被害は死者21人、心肺停止11人、負傷者646人。十勝の負傷者は、重傷が帯広と士幌で各1人、軽傷が帯広9人、本別、幕別、音更で各1人、負傷程度不明が帯広2人、幕別1人の合計17人。

 札幌や胆振管内を中心に建物被害も発生している。被災者向けに道営住宅を活用するが、高橋知事は「東日本大震災では仮設住宅を整備したが、市町村から住宅建設の話が出てきたら、まずは空き家活用を進めていくことを視野に入れるように」と指示した。(津田恭平)

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