【ライフライン】「通電火災」に注意を 地震による停電時の備え とかち広域消防
6日未明に発生した地震の影響で、十勝管内は大規模な停電状態となっている。今後、電力が復旧した場合に向け、とかち広域消防局は「通電火災」の発生が懸念されると注意を呼び掛けている。
通電火災は、停電から復旧した際に可燃物などから発火することが生じる火災。電源スイッチを入れた状態にある電気製品やヒーターなどは自動的に通電されるものもある。外出の際は、事業所や家庭内にある分電盤のアンペアブレーカーか漏電ブレーカー、電気製品などのコンセントを抜く対策が求められる。
電力が復旧した際には、分電盤のアンペアブレーカー又は漏電ブレーカー、使用する電気製品などの周囲の安全を確認した上で、スイッチを順次入れて点検を。
電気製品(特に熱源を利用している電気製品)の外観、コードに異常はないか、水中(水槽)で使用するヒーターなどは、水の外に出て可燃物に接触していないか、照明器具、電球などに落ちてきたタオルなどがかかっていないかといった点も注意して確認する必要がある。
また、ガス利用について同消防局は「元栓を締めておき、やむを得ず使用する場合のみ開栓してほしい」と話している。(石川友史)