音更昭和小学校 2020年3月末で閉校
【音更】町立昭和小学校(町東和東1線19、大庭奈穗子校長、児童15人)が2020年3月末で閉校し、93年の歴史に幕を下ろす。20年4月からは音更小学校(町元町1、石川満校長、児童493人)に統合される。
3日午前の町議会総務文教常任委員会(平山隆委員長)で、町教委が明らかにした。
同校は1927(昭和2)年12月、音更村立昭和尋常小学校として開校。47年5月から53年3月まで中学校(町立、私塾)も併設された。45年のピーク時には在籍児童が162人いたが、その後は減少し、90年代以降は20人前後で推移。現在は複式4学級。2007年度からは、小規模特認校として校区外の児童も受け入れており、今年度も1人在籍している。町教委によると、同校の児童数は19年度に13人、20年度には9人となる。
昭和地区では、同校PTAや行政区長会などが「閉校やむなし」の結論を出し、7月に町教委に伝えていた。町教委は地域の意向を尊重し、8月30日の定例会で閉校と音更小への統合を決めた。
町内小学校の閉校は、15年3月末の豊田小以来。昭和小の閉校により、町内の小学校は12校になる。
(鈴木裕之)