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JAかわにし 冷凍とろろ工場完成

冷凍とろろ工場の竣工式でテープカットする有塚組合長(中央)と村岡会長(右)、米沢市長(左)

 JA帯広かわにし(有塚利宣組合長)は30日午前、同JA別府事業所に建設した冷凍とろろ工場の竣工(しゅんこう)式を開いた。同JAは原料となるナガイモの規格外品などを供給し、マルコーフーズ(埼玉県深谷市)子会社が工場を運営。年1000トンの冷凍とろろを生産し、輸出も視野に入れる。規格外品の有効活用によって、農家の所得向上につなげる狙いだ。

 竣工式では、有塚組合長やマルコーの村岡正巳会長、米沢則寿帯広市長らが玉串を奉てん。有塚組合長は「とろろ工場の建設は悲願だった」と振り返り、マルコーの村岡会長は「生産者が少しでも潤うよう運営したい」と抱負を述べた。

 マルコーはとろろ工場の運営会社「マルコーフーズ川西」を設立し、十数人を雇用する。米沢市長は「(農業を起点に産業振興を目指す)フードバレーとかちの代表的な取り組みになると期待する」と話した。

 これまでは皮がついたままのナガイモを埼玉県にあるマルコーのとろろ工場に運んでいた。管内で加工することで輸送費の無駄もなくなる。とろろは外食店など業務用のほか、小売りの販路も広げる。(伊藤正倫)

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