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名古屋線の季節運航がスタート 初便到着し利用客を歓迎

とかち帯広空港で関係者の歓迎を受ける名古屋線初便の到着客

 日本航空(JAL)の帯広-中部国際空港(名古屋)線の今年度季節運航が1日、始まった。同日午後0時55分に名古屋発の初便がとかち帯広空港に到着し、関係者が記念品を搭乗者に手渡し歓迎した。

 例年同様31日までの1カ月限定で、日・月・水・金曜日に週4往復(1日1往復)する。出発時刻は名古屋午前11時10分(帯広午後0時55分着)、帯広午後2時10分(名古屋同4時着)。機材はボーイング737(165席)。

 名古屋からの初便には120人が搭乗。到着ゲート前ではJALや帯広市空港事務所、帯広空港ターミナルビルの職員らが法被姿で出迎えた。午後1時すぎに利用客がロビーに現れると、六花亭製菓の菓子や「おびひろ極上水」を配布。ばんえい競馬のマスコットキャラクター「リッキー」も出迎え、子どもたちと記念撮影するなど人気だった。また、アイヌ文化の伝承活動を行う帯広カムイトウウポポ保存会(酒井奈々子会長)がアイヌ舞踊で歓迎した。

 名古屋市在住の八木崇志さん(37)は、妻千佳さん(37)、長男浩幸ちゃん(3)と名古屋線初搭乗。毎年十勝を訪れるが、これまでは新千歳空港を利用していた。2泊3日でガーデンや温泉などを観光する予定で、夫婦は「空港からすぐ観光地に行けて便利」と喜んでいた。

 JAL帯広支店の岩田昌之副支店長は「8月後半に向けて搭乗率が上がるようPRしていきたい」と話していた。

 帯広発の折り返し便出発の際は、関係者が「いってらっしゃい」と記された横断幕を掲げ、利用客を見送った。(川野遼介)

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