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8月から戸別端末配布 芽室・災害告知用

端末のスピーカーから音声を流し説明する町職員ら

 【芽室】町は、浸水想定区域などの世帯に無償貸与する災害告知用戸別端末(デジタル同報無線システム)について、8月上旬から配布を始める。自宅で台風や地震などの災害時の情報を聞くことができる。

 端末は持ち運び可能な小型タイプで、ラジオも聴ける。町などから発信される気象警報や河川情報、避難情報、緊急地震速報を受信すると、スピーカーから機械音声が流れる。重要度の高い非常放送は、赤いランプが点滅し自動的に音声が最大となる。普段は家庭用コンセントに接続して電源を入れた状態にし、持ち運び時には乾電池を使う。

 今年度の配布は全3300台。8月から浸水想定区域の世帯に配布を始め、農村部は冬頃を予定。合わせて、町内14カ所に設置する屋外スピーカーや送信・配信装置などの設置工事を進める。

 端末導入は、2016年夏の台風で広報車や防災無線の避難情報の音声が雨風の音でかき消されて聞こえにくかったという課題解決に向け、町が全戸での配布を検討している。

 町内で24、25日の両日に市街地の住民向けの説明会が行われ、町職員と工事業者が概要を伝えた。農村地区の人向けには7月11、12日の両日に行う。説明会の場所や時間、端末に関する問い合わせは、町総務課地域安全係(0155・62・9720)へ。
(高津祐也)

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  • 8月から配布を始める災害用戸別端末。非常時の放送は赤いランプが点滅する

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  • 8月から戸別端末配布 芽室・災害告知用 3

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