今季初の真夏日 熱中症に注意
上空に暖かい空気が入り、4日の十勝地方は気温が上昇した。正午までの帯広の最高気温は32・8度と30度を超え、今季初の「真夏日」を記録。帯広測候所は高温注意情報を発表し、熱中症への注意を呼び掛けている。
正午までの気温が最も高かったのは帯広で、音更町駒場32・3度、足寄32・1度と続き、12地点で真夏日となった。とかち広域消防局によると4日午前、屋外で作業していた清水町内の70代男性が、熱中症とみられる症状で搬送された。命に別条はないという。
帯広市内の公園では4日、前日に開かれた運動会の振替休日となった小学生らが、歓声を上げ水遊びを楽しんでいた。
5日の帯広の予想最高気温は28度など、7日までは平年より気温が高い日が続く見通し。
また、3日は14地点で25度以上の「夏日」を記録した。最も高かったのは更別の29・9度。(池谷智仁)
全域に食中毒警報
帯広保健所は4日、管内全域に食中毒警報を発令した。期間は、4日午前10時から6日午前10時までの48時間。4日の予想最高気温が発令基準の28度を大きく上回る33度に達するためとしている。(奥野秀康)
◆十勝管内の気象データについて
・気象庁のアメダス観測地点(十勝管内。気温、降水量など)-気象庁公式ホームページ
◆熱中症に注意を
・熱中症予防情報-環境省ホームページ
・熱中症対策リーフレット-消防庁ホームページ
◆食中毒に注意を
・食品衛生の心得-北海道ホームページ