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帯広柏葉将棋部、全道3連覇で全国へ

3連覇を喜ぶ柏葉将棋部の(左から)河野顧問、富樫さん、町さん、北村部長

 【音更】24、25の両日に音更町内で開かれた「第54回全道高校将棋選手権大会」(道高文連など主催)で、帯広柏葉高校将棋部(北村総一朗部長、部員18人)が男子団体戦で3連覇を果たした。全国高校総合文化祭(8月9、10日、長野県)への出場権を得て、メンバーは「前回(全国3位)以上の成績が残せるよう頑張りたい」と意気込んでいる。(松田亜弓)

 町内の笹井ホテルで開かれた大会は、男女別の団体・個人戦で行われ、3人1組の男子団体には全道から23校が出場した。予選はスイス式トーナメントで行われ、上位8校が決勝トーナメントに進出した。

 帯広柏葉は町竜之介さん(3年)、北村部長(2年)、富樫陸斗さん(同)が出場。予選の4戦では全て実力の高い学校と当たり、苦戦する場面もあったが着実に勝ち星を重ね、全勝で1位通過を決めた。

 決勝トーナメントは準決勝の旭川東高との対局で苦戦した。町さんは局面が進展しない「千日手」で指し直しとなり、気持ちを切り替えたが黒星に。富樫さんも序盤に苦戦したものの終盤に逆転し、北村部長も勝利したことで決勝に駒を進めた。

 札幌西との決勝は「終盤に強い」といわれる同校の実力を示した。富樫さんは序盤から苦しい局面をしのぎ、「終盤にかけて気付いたら良い方向に向かった」。町さんも普段は「なかなかしない」という四間飛車で攻めて勝利。北村部長は得意な端玉銀冠で寄せきり、3人とも勝利を収めた。

 町さんは2年連続、北村部長、富樫さんは初めての全国大会。3連覇へのプレッシャーもあったが、「頼もしい後輩のおかげで普段通り臨めた」と町さん。昨年は全国3位と創部以来の好成績を残し、富樫さんは「序盤・中盤の研究をしっかりしたい」、北村部長は「落ち着いて臨みたい」と意気込む。

 顧問の河野一郎教諭は「バランスの取れた充実のした布陣。チームワークも良い」と健闘をたたえた。

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