アウトドア拡充 地場産カフェ新設 藤丸
藤丸(藤本長章社長)が「街の駅」をキーワードに3カ年で計画している全館改装の第1弾、アウトドアウエアコーナーが12日、4階にオープンした。新たに3ブランドを加え、従来の売り場を大幅に拡充した。13日には十勝産食材を95%使用する飲食店「チーズカフェ・バイ・ミリオンサンテ」(田中かすみ店長)が2階に新たにお目見えする。
街の駅は「出会う・旅する百貨店」をコンセプトに集客交流拠点化を目指すもので、地域の新商品やサービスを育てる売り場づくりなどを進める。
アウトドアコーナーは人気の「モンベル」と「マムート」「ジャックウルフスキン」を新たに導入。「ザ・ノースフェイス」などの従来ブランドも、取り扱いアイテムを大幅に増やし、全体の面積は約3倍となった。オープン記念で一定金額の購入者にはノベルティーを進呈している。
チーズカフェはとかちむらに出店する「ミリオンサンテ」運営の姉妹店。チーズや肉、野菜、米などオールシーズン十勝産。パスタやサンドなど料理は約30種。多くのメニューに粉タイプやソースなどチーズを使う(チーズ抜きも可)。ユリ根のスムージー(630円)などの飲み物も用意。5月以降毎週木曜に「スイーツバイキング」を行う。
4階リニューアルに伴い、1階にバッグコーナーを移した。26日には今回のリニューアルの目玉である地下1階の地場産コーナー「とかちまるしぇ」が拡充してオープン予定。藤本社長は「帯広市はアウトドアがテーマの観光地づくりに力を入れていることから、拡充した。地場産振興の面からカフェにも期待したい」と話している。(佐藤いづみ)