われら十勝人「望月裕子さん」
六花亭のホットケーキが元気の源
望月裕子さん(59)
在京の帯広市出身者でつくる東京帯広会(森田邦雄会長)の古谷美津子事務局長の実妹。昨年10月の総会と懇親会に、静岡市清水区から長男と初参加し、同郷の絆を深めた。「懐かしい十勝の話題や今の様子が分かり、とても楽しかった」と笑顔で語る。
1958年生まれ。川西小、川西中、帯広三条高校、東北福祉大学(仙台市)を卒業後、結婚を機に静岡に転居した。清水区内の港南地域包括支援センターで、主任ケアマネージャーを務めている。地域の高齢者の相談に乗り、関係機関との連絡調整にも当たる。「人口が多いエリアで、ニーズもさまざま」とやりがいを語る。
里帰りの機会も数年置きに減ったが、帰省時には十勝の食を満喫する。「六花亭本店のホットケーキは欠かせない」。白樺のジンギスカンや十勝食材を購入し、夫と長男との食卓で囲み、元気をつけている。総会では帯広の様子を耳にし、「変化にも驚くが、常に前向きな開拓者精神を残していて、元気になる」と懐かしむ。