カナダのオーロラ生中継 陸別・銀河の森天文台が31日から
初日は皆既月食観望も
来月11日まで「ウイーク」
【陸別】りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台(上出洋介館長)は31日~2月11日、「オーロラウイーク2018」を開く。カナダからの生中継やプラネタリウム番組の特別上映などオーロラづくしの10日間(休館日除く)となる。初日の31日は、約3年ぶりの皆既月食が訪れる日でもあり、望遠鏡を使った観望会が企画されている。
オーロラウイークは6年目。オーロラのメッカ、カナダ・ノースウエスト準州の首都イエローナイフからインターネット経由で生中継し、同天文台のプラネタリウムドーム内にリアルタイムで全天投影する。
同ドームでは、イエローナイフのオーロラを鮮やかな4K動画で紹介し、太陽とオーロラと地球の関係も分かりやすく説明したプラネタリウム番組「オーロラ 生命の輝き」(23分)を特別上映する。施設内では「オーロラ検定」(随時)や上出館長の講演(2月3日)も予定されている。
同ウイーク初日の31日は、太陽-地球-月が一直線に並ぶ、2015年4月4日以来の皆既月食の日。地球の影に月が完全に入る現象で、月食の始まりは午後8時48分、月が欠け始め、地球の影の中に月が完全に入る皆既の最大は同10時半となる。観望会では双眼鏡や望遠鏡を手に観察し、同8時には専門職員による説明会を予定。同天文台の中島克仁技師は「月の表面の色合いを詳しく見ることもできる」と話す。
同ウイーク中は、同天文台のホームページでイエローナイフのオーロラの出現予報を公開する。入館料が必要(陸別町民は無料)。開館時間は午後1時~同9時半。月・火曜休館。問い合わせは同天文台(0156・27・8100)へ。(木村仁根)
◆オーロラウイーク2018について
・2018年1月31日~2月11日、オーロラウィーク2018開催-銀河の森天文台公式ホームページ