レバンガコーチが高校体育教諭を指導 大樹
【大樹】大樹高校(金田英司校長、生徒149人)で10日、高校の体育教諭を対象に、男子プロバスケットボールBリーグのレバンガ北海道の安宅寛法コーチ(34)が実技指導講習を行った。
今年度から同校が研究指定校となっている道教委の「子どもの体力向上ボトムアップ事業」の一環。体力や技能の差がある集団でも、それぞれが主体的に取り組み、できる喜びを実感できる授業の実践を目指す「授業改善プロジェクト」として実施した。同校や管内、道東の高校の体育教諭ら約20人が参加した。
安宅コーチは「生徒がバスケットを楽しそうと思ってくれるよう、つかみ(導入部分)が大事」と話し、ドリブルしながらじゃんけんする準備運動を紹介。できる生徒が退屈しないよう、人によって難易度を調整する方法も指導した。
参加した釧路北陽高校の笹木理教諭(38)は「ドリブルじゃんけんなど、すぐに授業に取り入れられるものもあり、参考になった」と話した。安宅コーチは「それぞれの学校に沿った形で授業の改善に役立ててもらえれば」と結んだ。
今回の講習会を受けて同校では、12月6日に体育の公開授業を行う。
(船水よう子通信員)