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秋深まる十勝路 5072人駆ける フードバレーとかちマラソン

号砲の合図とともに一斉に帯広中心部をスタートするランナー(29日午前9時ごろ、塩原真撮影)

 「2017フードバレーとかちマラソン」(実行委員会主催、十勝毎日新聞社など共催)が29日、帯広市内を舞台に行われた。6度目の開催となる今回は5072人が出場。ランナーたちは、赤く染まる街路樹が立ち並び、秋の深まる市内を駆け抜けた。ハーフ総合男子は齊藤正輝さん(21)=釧路市=が初の栄冠に輝き、2年ぶりの優勝を目指した福島弦太さん(33)=帯広市=は3位だった。同女子は高浜香澄さん(31)=千歳市=が連覇を達成した。

 男女合わせて2729人が出場したハーフは午前9時、藤丸前から一斉にスタートした。あいにくの曇り空で途中から霧雨となるコンディション。午前9時の気温は9・3度と肌寒かったが、ランナーは熱い走りで沿道からの声援にこたえていた。

 同9時15分からは5キロ、同25分から2・5キロ、30分には親子ファミリーの選手がスタート。参加者は小旗を振って応援する市民らの声援を力に、思い思いのスピードで秋の帯広を走った。

 大会を支えるボランティアは約770人が集まった。沿道には多くの私設応援団が声援やダンス、飲食物の提供を行った。

 2012年の第1回は3266人が参加。15年からは5000人以上のランナーが集まるなど、十勝の秋の風物詩となっている。(折原徹也)


◆2017フードバレーとかちマラソンについて
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