しおサイダーで熱中症予防 中小企業家同友会 広尾
【広尾】道中小企業家同友会とかち支部広尾地区会(石山拓地区会長)は24日、町内の2小学校の児童294人に1本ずつ「広尾しおサイダー」(240ミリリットル)を無料配布した。子どもたちが熱中症にならず、元気な夏休みを過ごせるようプレゼントした。
同サイダーは同会が地域振興活動の一環として開発し、広尾沖の海水で作った塩を使用した「ほんのり塩味」が特徴。今回は7万3500円分を贈った。
この日、広尾小学校(鎌田一寿校長、児童254人)の終業式では、鎌田校長が同サイダーを「全国に広尾という名前を広めようと作られた」と紹介、寄贈を受けたことを全校児童に告げた。児童は、思いがけないプレゼントに歓声を挙げて喜んだ。1年2組では、担任教諭が1本ずつ手渡すと、大事そうにランドセルにしまった。
同サイダーを飲んだことがあるという松浦雪隼(ゆきと)君(6)は「もらってうれしい。暑い時に飲んで熱中症にならないようにしたい」としっかりした口調で話していた。
石山地区会長は「熱中症を予防して元気に遊んでほしい。サンタや海、サケを刷り込んだラベルを見て、地元への愛着も感じてもらえれば」と話していた。(石原秀樹通信員)