カーネーション鉢植えを販売 音更高校
【音更】「母の日」(14日)を前に、音更高校(鈴木淳校長、生徒467人)で12日、生徒を対象にしたカーネーションの鉢植え販売が行われた。
「母親に感謝の気持ちを伝えてもらおう」と、昨年に続き2回目の開催。昨年度で閉課した同校定時制農業科の生徒たちの企画を引き継ぐ格好で、ボランティア部(渡辺未夢部長、部員19人)と4月に設立した農業倶楽部(部員7人)、選択科目「草花」を受講している3年生8人らが販売を担当した。
1階エントランスホールにピンクと赤の計300鉢が並べられ、下校途中の生徒たちが立ち寄り買い求めた。約20分で完売した。
3年生の中橋吏君(17)は「普段、お世話になっている母に初めてカーネーションを贈る。喜んでくれると思う」と話していた。
販売の告知ポスターを制作し、全教室などに掲示する活動も行ったボランティア部の渡辺部長(17)は「昨年よりもにぎわい大盛況。ポスターの枚数を増やした効果かな」と笑顔を見せた。
同校の野坂渉教諭(農業・環境デザイン担当)は「(カーネーションを贈ることで)感謝の気持ちを伝えるとともに、家族との会話のきっかけになれば」と語った。(長瀬聡美通信員)