帯広空港にキッズスペース 「うらら」供用開始
帯広空港ターミナルビル内に設置された子どもの遊び場スペース「キッズパークうらら」が、11日に供用を開始した。オープンを待ちわびた親子の笑顔が広がっている。
同ビルの活性化に向けたプロジェクトの一環で、2階売店横のフリースペース(約40平方メートル)を改装。アイヌ語で「空」を意味する「うらら」を愛称とした。
飛行機の風船をつるした天井や、壁、床は十勝の青空や大地を感じさせる青と緑を基調とした。開くと仕掛けが飛び出す絵本や折り紙、壁や柱を使う「プレイウオール」を取りそろえ、弾力に優れた抗菌マットを敷いている。
この日は同ビル内で記念セレモニーが行われ、同ビル社長の米沢則寿市長が「子育て世代が待ち望んだ念願の遊び場。皆さんに楽しんでもらえる空港にしたい」とあいさつ。続けて米沢市長、帯広大正農協女性部フレッシュミズの道端美佳会長と長女の杏月ちゃん(3)ら6人によるテープカットで完成を祝った。
今後は子ども向けのイベントを定期的に行っていく予定。(小縣大輝)