上士幌高生徒のピザ好評 トカトカで２３日まで販売
ピザを持つ太田さん（中央）と小野店長（右）、葛西副店長
【上士幌】上士幌高校（山崎恒平校長、生徒１８３人）の生徒６人が考案したピザが、町内のパン店「トカトカ」（小野智朗店長）で期間限定で販売されている。上士幌の歴史や文化について学ぶ「上士幌学」の一環で、販売当初から毎日売り切れるほど人気を集めている。
上士幌学は今年度から始まった選択授業の１つで、３年生１８人が受講。３班に分かれ、ドリームヒルやレストラン「トバチ」、ノベルズなどに地元の企業に見学に行き、学んだことを生かして商品開発を行った。
このうち、ピザを考案したのは太田智泰さん、山田千香子さん、黒巣彩乃さん、中野巴菜さん、太田麻菜さん、辻梨々香さん。６人は学校で自分たちで考えたピザを試作。昨年１２月にレシピをトカトカに持ち込み販売につなげた。
ピザは上士幌産の食材を使用した「上士幌町の具材たっぷりピザ」とハチミツを使った「スイーツピザ」の２種類。具材たっぷりピザには、十勝ナイタイ和牛のひき肉や上士幌産のトマト、よつば乳業のプロセスチーズとナチュラルチーズを使った。
スイーツピザには十勝養蜂園のはちみつをふんだんに使い、マシュマロを添えた。同店ではスイーツのピザを作るのは初めてといい、ピザを担当した葛西祐輔副店長は「ハチミツは焦げやすいので窯の温度調節が難しかった」と話す。ただ「初めてということもあり、話題になってお客さんにも好評」と手応えを感じていた。
太田さんは「子どもからお年寄りまで幅広い世代に楽しんでもらえるよう考えた。味わってほしい」と話している。いずれも１切れ２００円で、２３日までの販売予定。問い合わせは同店（０１５６４・２・５００４）へ。（川野遼介）
◆「トカトカ」について
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