秋の実りを満喫 岩内仙峡もみじまつり
第61回岩内仙峡もみじまつり」(実行委、JA帯広かわにし主催)が9日午前10時から、帯広市内の岩内仙峡で開かれた。さわやかな秋晴れの下、多くの来場者が旬の味覚や散策を楽しんだ。
野菜のつかみどりコーナーでは、開始前から行列ができた。参加者は一つでも多く持ち帰ろうと袋いっぱいに詰めていた。地場産のキノコや長ネギが50円均一で購入できる売り場や、ふかしたジャガイモの試食コーナーなども人気を集めた。野菜の重量当てクイズやのど自慢大会も行われ、ステージ前はシートを広げて食事を楽しむ家族連れらでにぎわった。
今年は紅葉が遅く、色づいている葉は少ないが、会場近くのつり橋ではカメラで景色を撮影する人の姿も見られた。夫婦で訪れた市内の小林守幸さん(74)は「昨夜は雨で天気が心配だったが素晴らしい日になった。気持ちよく過ごせそう」と話していた。(安倍諒)