宿泊キャンセル7000人超え 振興局災害対策本部が報告
十勝総合振興局で20日、台風10号に関する道災害対策十勝地方本部(本部長・梶田敏博局長)の本部員会議が開かれた。管内のホテルや旅館で7000人余りの宿泊キャンセルが出たなど被害状況の報告があった。
振興局の各部長や関係する課長ら25人が出席。台風10号による新たな被害発生が見込まれないことから、8月31日に設けていた地方本部を廃止した。代わりに十勝地方連絡本部を設けて関係機関との連絡調整を担う。
市町村から聞き取ってまとめた管内の人的被害や住宅被害、インフラの被害と復旧状況の報告があった。商工業では管内のホテルと旅館の計55軒で宿泊キャンセルがあり、人数は確認できるだけで48軒の計7094人に上った。
梶田本部長は「十勝の被害は非常に大きかった。復旧、復興に向け、市町村の先に住民がいるこを思い描き、役場との連絡を密に取り組んでほしい」と呼び掛けた。
(安田義教)