大樹の橋から転落の車発見 不明男性見つからず
【大樹】台風10号の大雨の影響でたもとが崩落した大樹町幸徳のヌビナイ橋を通行中、増水したヌビナイ川に転落したRV(レジャー用多目的車)が1日午前6時半ごろ、橋の崩落箇所近くで見つかった。行方不明となっている音更町共栄台東の会社員鈴木洋平さん(28)は車内や周辺におらず、道警は引き続き捜索を続けている。
橋に付属する水道管を修理していた町の委託業者が同日午前0時半ごろ、車のようなものを発見し広尾署に通報した。車は多数の流木に埋もれ、引き上げた際はフロントガラスが割れ、屋根もつぶれていた。
鈴木さんは見つかっておらず、道警は20人体制で現場から歴舟川河口までの範囲を捜索している。
事故は31日午前1時40分ごろ、音更町の河川事業調査会社の社員3人が歴舟川の水量調査を終え、ヌビナイ橋を通行したところ、崩落した橋の手前の道路から転落した。鈴木さん以外の2人は自力で脱出し、軽傷を負った。