札内川ダム 洪水調整機能限界 帯広11カ所に避難所
帯広開発建設部は、札内川ダム(中札内)の洪水調整機能が限界に達し、札内川の水位がさらに上昇する危険性があるとして注意を呼び掛けている。帯広市は札内川沿いの地域で冠水の可能性があるとし、11カ所に避難所を開設した。
札内川ダムは上流に降った雨を一時的に貯め、川の水位が急激に上がらないよう調整しながら放流している。ただ、この機能は30日午後8時すぎに限界に達し、上流に降った雨はそのまま札内川に流れ込むことになる。同部は「これから降る雨次第だが、河川の水位は上昇するだろう」としている。
帯広市はこの事態を受け、同日午後8時に避難所11カ所を開設し、ホームページや広報車などを通じて住民に周知している。幕別町も札内中に避難所を開設した。
帯広市内の避難所は次の通り。
▽東小、プラザ六中、柏小、翔陽中、光南小、豊成小、愛国小、七中、大正トレーニングセンター、幸福農業センター、中戸蔦会館