「陸別百恋水」動画でPR 陸別
【陸別】町小利別の湧水を使ったミネラルウオーター「陸別百恋水(ひゃこいみず)」をPRしようと、開発を手掛けた町がホームページ(HP)上でPR用動画を紹介している。町と交流がある全国的な労働組合「電機連合」(事務局・東京)のメンバーが自主的に制作したもので、町は「行政ではなかなかできない企画。応援してくれてありがたい」(総務課)と歓迎している。
電機連合は1989年から、「リ・クリエーションサマーinりくべつ」やしばれフェスティバルなどでメンバーや子どもたちが来町、町民と交流している。
「陸別百恋水」は陸別のキャラクター「しばれ君」と「つららちゃん」をラベルにしており、陸別のPRにひと役買っていることから、同連合のメンバーが来町の際に宣伝用の動画を撮影して編集。今年度、町が2年ぶりに3万本を増産するのに合わせて、撮りためた動画11本を町が動画サイト「YouTube」にアップした。
動画はしばれフェスティバル会場のイベント広場やりくべつ鉄道が走る旧陸別駅などで撮影された15秒前後の作品。同連合のメンバーが自ら出演し、陸別の風景がBGMとともに効果的に編集されている。最後は「陸別、百恋水」の声で終わり、天然水をPRしている。
電機連合の来町プログラムを企画・運営し、毎年来町している陸別移住を応援する会(金子信行会長)東京事務所の遠藤紀彦さん(44)=エイデル研究所=は「メンバー全員が陸別の大ファンで、遊び心のノリで制作した。町のブランド化のお手伝いができれば」と話している。
「陸別百恋水」は町の資源を生かし、雇用を創出する事業を調査研究する「りくべつ・チャレンジプロジェクト」として2011年に開発。「日本一寒い町の天然水」のうたい文句で、13、14年度には各3万本を製造。道の駅オーロラタウンりくべつ93の観光物産館や町内の小売店で販売している他、町内の各種イベント参加者や町民にPR用として配布している。
500ミリリットル入りペットボトルで1本100円。今年度の配布は9日から。これまでの累計配布本数は7万5000本で、町は今年度で10万本の配布を目指し、事業化を模索している。(鈴木裕之)
◆「陸別百恋水」動画
・「陸別百恋水」の平成28年度分を製造しました-陸別町ホームページ