帯広の積雪ゼロに
帯広の積雪深が27日、今季初めてゼロとなった。昨年11月24日から続いている長期積雪(根雪)の終日となれば、昨年(4月1日)より5日早く、平年(3月21日)より6日遅い。
気象庁による長期積雪の定義は、観測地点(帯広は帯広測候所敷地内)における積雪が30日以上継続すること。途中で積雪がゼロとなっても、5日以内に積雪を記録し、かつその積雪が10日以上継続した場合は期間に算入されるため、今季の終日は暫定となる。
28日の十勝地方はおおむね晴天に恵まれ、気温が上昇。正午までの最高気温は池田で10・6度となり、帯広(10・5度)、浦幌(10・4度)、足寄(10・3度)を加えた4地点で10度を超えた。
積雪深がゼロとなった帯広市内の公園では28日、ぽかぽかとした陽気の中、雪の下から顔を出した落ち葉を踏みしめながら、親子や夫婦らが散歩を楽しんでいた。(大谷健人)