ばんば馬車でお出迎え 帯広空港の手荷物受取所
とかち帯広空港に到着する観光客らを歓迎しようと、手荷物受取所で小さなばんば馬車が“活躍”している。先頭でベルトコンベヤーに登場し、乗客の手荷物を引っ張るかのように演出している。
名古屋線が季節運行し観光客が増える8月に「十勝の魅力や匂いを感じてほしい」と、帯広空港ターミナルビルと市空港事務所が共同企画した。
馬車は職員手作りのそりを縫いぐるみの馬が引く格好で、全長70センチほど。乗客の手荷物を運ぶベルトコンベヤーが動き出すと、最初に現れる。乗客は意表を突かれるが笑顔になり、子供を中心に縫いぐるみに触ったり、写真を撮ったりするなど人気を集めている。
ほかにも牛の置物や集乳缶を設置、十勝平野や歴舟川(大樹)の鯉のぼりなど十勝の風景を映像で紹介している。
同ビルは「今後も乗客が楽しめるよう工夫したい」とし、収穫したジャガイモの活用などを検討している。(池谷智仁)