英国製自転車のブロンプトンクラブ発足 中札内
参加を呼び掛ける十勝中札内ブロンプトンクラブのメンバー
【中札内】英国製の１６インチ折りたたみ自転車「ブロンプトン」愛好者による「十勝中札内ブロンプトンクラブ」（通称ＴＮＢＣ）が、村内に発足した。英国王室から優れた国内製品にのみ与えられる「クイーンズアワード」を獲得した自転車。７月１２日開催のサイクリングイベント「十勝中札内グルメフォンド」では、無料試乗会も予定しており、クラブの事務局は「スーツやタキシードに正装して、一緒にサイクリングを楽しもう」と、参加を呼び掛けている。
必要な走行性能を備えながら、いかに簡単に折りたためるかにもこだわった自転車。世界各国からめかしこんで正装した代表選手が集まり、周回タイムを競う「ブロンプトン世界選手権大会」が開催されており、日本でもスーツやタキシード姿で走る紳士淑女の祭典「ワールドチャンピオンシップ・トーキョー」は恒例となった。
自身がブロンプトンユーザーでもある十勝中札内グルメフォンドの西惇夫大会長（中札内農村休暇村フェーリエンドルフ社長）は、近年十勝管内にも人気が広がる中で「一人が恥ずかしくて正装できない」という声や「ジャケットにネクタイを締め、フレアスカートをなびかせながら仲間と走りたい」という要望を聞いており、中心になってクラブを結成することに。すでに自転車を持っている人だけでなく、これから買う予定や興味ある人にも体験してもらおうと、十勝中札内グルメフォンドの３０キロコースを対象に無料体験会を開く。西大会長は「チームで走ったら絵にもなるし、ユーザー同士情報交換やつながりができれば」と期待している。
レンタル料金は無料だが、コース参加費５５００円（バーベキュー参加料込み）が必要。問い合わせはクラブ事務局の三宅幸子さん（０８０・６０９４・１５８１）へ。（小寺泰介）
