ブラインドサッカー十勝初の体験会 中学46選手参加
視覚障害者と障害のない人が一緒にプレーできるサッカー「ブラインドサッカー」の体験会「オモツタ(=思いを伝える)プロジェクト」(KDDI北海道総支社主催、NPO法人セカンドサポート、帯広市文化スポーツ振興財団共催)が17日、帯広市総合体育館で開かれた。KDDIの同プロジェクト体験会は道内初、同競技の体験指導は管内初となり、道内初の同サッカーチーム「ナマーラ北海道」で活躍する木村和平選手(帯緑陽高出、札幌在住)も来場し、帯広の中学生サッカー選手を指導した。
ブラインドサッカーは音の鳴るボールを使い、アイマスクを着けたプレーヤーと目が見えるゴールキーパーで行う。パラリンピックの正式種目で、道内では昨年8月にナマーラ北海道が発足。Jリーグ・コンサドーレ札幌の元主将・芳賀博信さんが理事長のセカンドサポート(札幌)が普及を進める。
体験会には帯一中、帯翔陽中のサッカー部員計46人が参加。KDDIの前田純一北海道総支社長、ナマーラ北海道助監督の山崎泉道議が「思いやりのある社会にしよう」などとあいさつ、芳賀さんが「相手に思いを伝えるコミュニケーションが最も大事」と声の出し方から指導した。
アイマスクを着けてのドリブル、パス、シュート練習は難しかったが、体験を終えて帯一中の加藤駿弥主将(3年)は「しっかり声を出して、周りで支えることが大切だと分かった」。指導した木村選手は「7月に日本選手権に初出場する。十勝からも応援を」と呼び掛けた。(横田光俊)
◆ブラインドサッカーについて
・BlindSoccer-JBFA日本ブラインドサッカー協会公式サイト