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村特産加えプラスワンのパンシリーズ開発 更別・パン舎

スモモのフレンチトースト、すももヨーグルト、ミニ角食などシリーズ商品をPRする吉田社長

 【更別】パンの製造販売を行うパン舎(村更別南2線、吉田美佐子社長)は、更別産小麦を使ったパンに村の特産品を組み合わせた「さらべつ産小麦+1(プラスワン)」シリーズを開発した。さらべつチーズ工房のゴーダチーズを使った「酪佳ロール」や、どんぐり村ポテトチップスを振りかけた「ポテトチップスクロワッサン」などバラエティーあふれる12種類。今後は季節に応じた食材を取り入れた新商品が随時店頭に並ぶ。吉田社長は「地元住民のみならず、観光客にも愛される村の名物になってほしい」と話している。

 2014年度に始まった村のふるさと創生事業基金特産品開発チャレンジ事業を活用した。「ただのパン屋をやっていても面白くない。この店ならではの特徴を出せたら」と考えた末、地元食材を使って村に貢献でき、観光客の呼び込みにもつながる個性あふれるパンの開発を行った。

 口に運ぶ際に「ポテトチップスが落ちにくいように」と細長い形になったクロワッサン(35円)は、サクサク感を失わないよう何度も試作を重ねた。更別和牛を使ったすき焼きロール(150円)は、村産タマネギとゴボウを一緒に甘辛く煮て挟んでおり「温めると味がしみ出て、よりおいしい」という。ドライフルーツのスモモを生地に練り込んだスモモベーグル(105円)や、さらべつさんうどんをカレーうどんにして挟んだ「さらべつうどん」(100円)など初めて目にするような逸品も。「家族や友人同士での会話の話題にもなるはず」と吉田社長は期待を込める。

 店頭では、同シリーズ商品に関するアンケートはがきを配布しており、記入して持参すると5パーセント割引きになる特典もある。吉田社長は「お客さんと一緒に新商品やおいしいものを作っていきたい」と意欲的だ。

 営業時間は午前11時~午後7時。月火曜日定休。同シリーズのパンは毎週末2、3種類ずつ店頭に並ぶ予定。問い合わせは同店(0155・52・2897)へ。(小寺泰介)

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