北海道ホテル、20周年で森のスパリゾートに
北海道ホテル(帯広市西7南19、林文昭社長)は開業20周年を機に、客室やレストラン、教会など施設の一部をリニューアルする。植物性モール温泉の露天風呂を備えた客室などを整備し、4月下旬から7月にかけて随時オープンさせる予定。ホテルの名称も客室改修後、「森のスパリゾート北海道ホテル」に変更し、サービス向上と利用増を図る。投資額は4億5000万円。
同ホテルは1995年、旧北海館を改修して開業した。今回、施設の老朽化と利用ニーズや市場の変化に対応するため、改修に踏み切った。十勝の観光資源であるモール温泉を前面に出し、スパリゾート施設としてアピールしていく。
目玉は東側ガーデンウイングの和室12室の改装。6階に露天風呂とバルコニー付きの洋室ツイン4室、3、5階には窓からミニガーデンを眺められる洋室ダブル8室を設ける。
また、メーンカウンターをホテル入り口付近に移動し、レストラン「バード・ウォッチ・カフェ」とロビーラウンジ「ダイヤモンド・ダスト」の各中庭には屋外席も設置する。「森の教会」はラウンジからの視界を遮り、プライベート感を向上させる。
既に工事が始まっており、工期は7月までの予定。設計は石井建築事務所(東京)、施工は岩田地崎建設(本社札幌)。
同ホテルは今後も、施設のさらなるハード整備を検討する。帯広は通過型観光が多いとされる中、竹森強取締役総支配人は「リゾートとして滞在できるホテルづくりを目指し、サービス向上に一層努めたい」と話している。(山岡瑠美子)
◆北海道ホテルについて
・北海道ホテル-公式ホームページ
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