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脇見運転にご用心、個性は看板たち まちマイ芽室編

近所で作ってもらった杉本さん夫妻の加工場の看板

殻はカボチャで 新生・杉本さん夫妻 工房「でんでんむし」
 新生南12線の畑作農家杉本信雄さん(68)と美津子さん(67)は、カットしたカボチャや切り干し大根を町内の農産品直売所「愛菜屋」で販売している。その加工場となるのが、自宅横の「工房でんでんむし」だ。

 子供が小さかった頃、カブトムシやサンショウウオなどの生き物を見せてあげるのが好きだったという美津子さん。「雌雄同体のでんでん虫のゆっくりとした動作を見て、夫婦一緒にマイペースで歩んでいきたい」との思いから名付けた。

 看板は近所の農家に作ってもらった。でんでん虫の殻は工房の主力商品でもあるカボチャで表現した。美津子さんはお気に入りの看板を見て、「すごくかわいい看板でしょ」。(深津慶太)




LEDで光るスノボ 坂の上・堀さん
 坂の上10線の畑作農家堀文宏さん(39)の自宅前には、黄色のスノーボードを使った看板が飾られている。先輩と堀さんの姉が使わなくなった2枚の板を貼り合わせ、夜間は発光ダイオード(LED)の明かりが看板を照らす。

 堀さんはスノーボード歴20年。メムロスキー場で滑り始め、今ではカナダなど海外で滑ることも。最近は長男の拳士郎君(12)と長女の優奈さん(10)も初滑りを経験した。

 板を使った看板は12年ほど前から飾る。初代は堀さんが手作業で塗装したが、現在の2代目の看板は塗装業者に製作を依頼して腐食防止のコーティングをしてもらった。看板にはホームページアドレスが書かれているが、「実在しません。かっこいいと思ってデザインしました」と笑う。(深津慶太)


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