トラクター駆る農家カメラマン 上美生・粟野さん まちマイ芽室編
上美生の粟野秀明さん(51)は農作業をしながら畑や風景を撮り続ける農家カメラマンだ。
1963年芽室生まれ。以前から自身のホームページに掲載するために写真を撮っていたが、「トラクターから見える景色はコンパクトカメラでは伝えきれない」と、今では一眼レフでの撮影を続ける。2011年には、初めて応募した「とかち農業・農村フォトコンテスト」で見事グランプリを獲得。以後、これを超える写真をと情熱を燃やす。
農作業時、トラクターの傍らに必ずカメラを用意する。振動でカメラが壊れないよう、頑丈なハードケースに入れる徹底ぶり。「農作業をしながらシャッターチャンスを待つ。まさに農家だからこそ撮れる写真がある」という。
「このまま健康で、日々いい写真を撮り続けたい。70歳になったら個展も開きたい」と夢を語る。今後も農家カメラマンとして、トラクターから見える芽室の美しい風景を撮り続ける。(千喜良大輔)
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