創立25周年で5年ぶり公演へ コールブリューデル
十勝管内唯一の男声合唱団「コール・ブリューデル」(江本欣秀代表、団員25人)が31日、帯広市民文化ホールで創立25周年記念演奏会を開く。同団主催の単独公演としては約5年ぶり。団員は連日、熱の入った練習を続けている。
同団は1989年、帯広市民文化ホールのこけら落とし公演のために募集され、管内初の男声合唱団として発足。発足以来江本代表が指揮・指導を続けており、昨年で25周年を迎えた。メンバーの入れ替わりはあるが、現在は40~70代の団員が参加している。
地元の音楽祭や介護福祉施設への慰問、道東地区の男声合唱団との合同公演などへの出演を続けているが、団としての定期演奏会は開いておらず、単独公演は2009年の20周年記念演奏会以来となる。
演奏会では男声合唱曲の作曲家として知られる多田武彦の曲から、江本代表が四季をテーマに選んだ曲やイタリア語で歌うトスティの楽曲をはじめ、さだまさし作詞・作曲の「秋桜」などポピュラーミュージックも交えたバラエティー豊かな曲目を披露する予定。
江本団長は「25年にわたって団員が年輪のように刻んできた日々の練習や経験を出したい。男声ならではの叙情的で重厚なハーモニーを楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。
31日の演奏会は午後2時開場、同2時半開演。入場料は1000円(高校生以下500円)。(大谷健人)