芽室駅前案内地図お披露目 夢プラン実現隊が序幕
【芽室】JR芽室駅前にある芽室町内の案内地図が更新され、23日に同駅北口でお披露目式が行われた。地図の掲載内容を議論した町民組織「芽室町夢プラン実現隊」(坂本真智代隊長)の隊員と子供たちが除幕を行い、「まちの顔」となるマップの完成を祝った。
案内地図(縦1・5メートル、横1・7メートル)は15年以上前に、ケースとともに設置。地図が破れるなど老朽化していたため、設置した町がケース内部の地図のみを更新した。地図は耐水性の紙に印刷した。製作費は6万円。
新しい案内地図は、町中心部の飲食店の位置をまとめた地図のほか、新嵐山展望台や花菖蒲園など写真を交えながら紹介。下部には町の由来や歴史などをまとめた「芽室おしながき」も掲載した。
お披露目式には隊員17人のほか、町民とその子供たち約100人が出席。除幕後にはサンタクロースに扮(ふん)した隊員が新嵐山からの眺望がデザインされたコカコーラ社製の缶コーヒーや菓子をプレゼントしていた。
更新に当たって、町は景観などを生かしたまちづくりについて議論している実現隊に、掲載内容の提案を依頼。実現隊は7月から内容の議論を進めていた。
町は今後もケースの中の地図の更新を考えており、坂本隊長は「一度形になった地図を見て、改善点を町民の皆さんにも挙げてもらいながら、より良い地図を作っていきたい」と話している。(深津慶太)