八木圭一さんの小説連載 トヨタの「GAZOO」
音更町出身の作家八木圭一さん(35)=東京在住=が、トヨタ自動車のクルマ情報サイト「GAZOO(ガズー)」で自動車ミステリー小説「女子オプ!-自動車保険調査員・ミキ」の連載をスタートさせた。今年1月に「一千兆円の身代金」(宝島社)でミステリー作家としてデビューした八木さんにとって、毎日更新の連載という新たな執筆スタイルへの挑戦になっている。
連載は3日に始まり、総合保険調査会社で自動車保険調査員になった「ミキ」(上山未来)が、元刑事「周藤健一」とのコンビで難事件に挑むとともに10年前の父の失踪事件の真相を探る物語。現在の第1話は「セルシオ盗難事件を調査せよ!」。400字詰め原稿用紙3枚程度を毎日更新し、4、5カ月の連載を予定している。
八木さんは帯広柏葉高校、横浜国立大学を卒業後、雑誌編集者などを経てコピーライターをしながら小説を執筆。宝島社主催の第12回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、受賞作の「一千兆円の身代金」で作家デビューした。
今回はトヨタ側から「車×ミステリー」の内容で依頼があって連載が決まった。八木さんは「ナショナルクライアントという、ちょっと新人にはハードルの高い案件ですが、とてもありがたいお話なので精いっぱい頑張ります。エンストしないように最後まで走り切ります」と話している。(武内哲)
◆作家・八木圭一さんについて
・柏葉高新聞 帯広柏葉高校90周年(4)-十勝毎日新聞電子版(2013/10/26)
・音更出身の八木さん小説家デビュー 「一千兆円の身代金」-十勝毎日新聞電子版(2014/01/09)
◆小説について
・【小説】 女子オプ!−自動車保険調査員・ミキ-GAZOO.com