感動の舞台 客席から大きな拍手 新得・北飛翔II
■合唱で大団円
最後に出演者、裏方、スタッフら100人が「いのちの記憶」を大合唱。古川盛実行委員長は「前日までの練習と打って変わって本番は先人が乗り移ったかのよう」と最高の舞台をつくり上げたメンバーに感謝の言葉を贈った
【新得】新得開拓の祖、村山和十郎を中心とする山形県高崎村関山(現東根市)開拓団を描いた町民劇「ここで生きる~北飛翔II」(実行委員会主催)が8日、町公民館大ホールで上演された。キャスト、スタッフ合わせて130人の町民がつくり上げた感動の舞台に450席すべてを埋めた観客も大きな拍手を送った。
「北飛翔」は、元高崎公民館館長の大江権八さんによる戯曲。1996年に同市からスタッフと出演者が来町して演じた。今回、同市との友好都市20周年を記念して町民有志が再演を企画し、今年1月に実行委員会(古川盛委員長)を立ち上げて準備を進めてきた。(大野篤志)
■拍手やまず
満員の会場。観客も惜しみない拍手を送る。町屈足の渡辺征子さん(76)は「自分のところは戦後入植だが、開拓の苦労はよく分かる」と涙を流した。また、1996年の上演に関わった東根市高崎地区区長協議会の佐藤登会長(77)も「東根に来て上演してもらいたい」と感激していた
■迫真の演技
迫真の演技を見せた村山和十郎役の中村吉克さん。「ミスもあったが、みんなが一つになって取り組み、観客の皆さんにも思いが伝わったはず」。脚色・演出助手の樋口かおりさんは「キャストの皆さんも熱が入り、楽しんでいた」と満足そう
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