池田高発案「ふわふわワイン蒸しケーキ」 ローソン商品化
【池田】大手コンビニチェーンのローソン(東京)が池田高校(島芳一校長、生徒196人)の生徒のアイデアを生かした「ふわふわワイン蒸しケーキ」を商品化した。パン生地に十勝ワインをまぶして練り上げ、ワインのまち池田にふさわしい商品となった。10月5日に池田で開かれる「秋のワイン祭り」で発売し、同7日から同20日まで全道のローソン約600店で販売する。
同社は、2008年に道との間で食の振興や地域活性化を目指して結んだ包括連携協定を基に、道立高校生徒のアイデアを募ったベーカリー、スイーツの商品化に取り組んでいる。池田高が道内7校目、十勝管内では初めて。
商品は、十勝ワインをまぶして練り上げた生地を使った蒸しパンで軟らかく、中央にチーズクリームを挟んだ。袋を開くと、ワインの香りが広がり、ブドウ色が鮮やか。パッケージの色も紫で、中央に中を見通せるようブドウの房の形をした窓を設けた。製造は山崎製パンへ委託する。値段は130円(税込み)。
6月に同校の1~3年生約20人からアイデアを募り、「子供からお年寄りまでが食べられる」と試食した生徒の要望を受け、蒸しパンに決めた。
アイデアを提供した森﨑楓さん、永川真美さん、山口優華さん(いずれも3年)は「思っていた以上にきれいで香りも良い。池田を代表する十勝ワインを活用できたのはうれしい」と話している。
北海道ローソン支社道商品部マネジャーの井上豊さんは「ワインのまち池田のイメージにぴったりな商品ができた」と生徒の協力に感謝している。(平野明)