映像とポスターで観光振興 帯広市、首都圏に発信
十勝の魅力を歌と映像で首都圏に発信するミュージックビデオ(MV)「とかちのかち」が完成した。市民が主役となり、帯広の魅力を伝える市観光ポスター10枚と合わせ、3日午前10時に公開した米沢則寿帯広市長は「十勝の大自然と共に、生きて働く人たちの美しさや喜びを価値として表現した。観光客誘致にもつなげていきたい」と述べた。
MVは独自の合唱曲「とかちのかち~愛と大地のメロディ」を帯広三条高校合唱部が歌い、ハルニレの木(豊頃)や収穫期の小麦畑、住民などの映像と組み合わせた。東京のクリエーター集団「とかちのかちPROJECT」(内野壱郎代表)が企画・提案した。
MVは9分で、市が首都圏イメージアップキャンペーンとして活用する。同日から、動画サイトやスマートフォンをかざして見るAR(拡張現実)で公開した。また、1日30万~50万人の通行量があるという渋谷のスクランブル交差点に面した街頭ビジョンで22日から28日まで1日15回、30秒のダイジェスト版を放映する。
市観光ポスターはB1版で、公募した市民の生き生きとした表情を中心に、ばんえい競馬や幸福駅、ガーデンなどを紹介している。計1000枚作成し、観光プロモーションや北海道物産展などで活用する。(池谷智仁)
◆十勝の魅力発信「とかちのかち」について
・とかちのかち ~愛と大地のメロディ~-公式ホームページ
・とかちのかち-公式Facebookページ
・とかちのかち ~愛と大地のメロディ~ プロモーションビデオ-YouTube