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王子が勝利、三田村はつらつ 毎日杯アイスホッケー

【定期戦・王子イーグルス-日本製紙クレインズ】攻守にはつらつとしたプレーを見せる王子の三田村康平(左)

 アイスホッケーの第39回毎日杯・王子イーグルス対日本製紙クレインズ定期戦(道アイスホッケー連盟主催、帯広アイスホッケー連盟など共催)が30日、帯広の森アイスアリーナで行われた。FW三田村康平(白樺学園高出)が出場した王子が、日本製紙に4-0と快勝した。三田村はゴール、アシストこそなかったが、センターとして攻守で献身的にサポートしてはつらつとプレーした。また、今季からアタッキングゾーン、デフェンディングゾーンが1・5メートル拡大されるなどの改正があり、道内で初めて新ルールでの大会となった。レフェリー、ラインズマンの計4人が、1ピリオドごとに交替して経験を積んだ。(北雅貴)

初のセンター「チャンス」 アジアリーグ日本一奪還誓う
 5年目の三田村康平が新たなチャレンジに取り組んでいる。まだ確定ではないが、ポジションがこれまでのウイングからセンターに変わった。「本格的には初めて。ウイングは攻撃が8割の意識だったが、センターは守りも大事だし、他の選手のサポートもしなければいけないので難しい」と話す。

 この日は第3セットの一員として出場。「がむしゃらに行ってしまい、ミスが多かった」という第1ピリオド(P)を反省し、第2P以降は冷静にプレーのタイミングを図り、満足できる内容だったという。ゴール前では体を張って相手GKのブラインドになり、常に視線を動かして味方選手との距離感を確認した。9月6日に開幕するアジアリーグへ手応えをつかんだが、「FWなので点を取りたかったし、セットとしても得点したかった」とゴールが奪えなかったことに悔しさも。

 2季連続でプレーオフ決勝で敗れている。昨季は3人の外国人選手がいたが、今年はオール日本人の布陣で頂点を目指す。「チームの状態は良く、1つにまとまっている。個人的にはポジションを含めレベルアップのチャンス」と前向きに捉え、3季ぶりの日本一奪還を誓った。

◇定期戦
王子イーグルス 4(0-0 2-0 2-0)0 日本製紙クレインズ

▽得点者
【王】
(1)寺尾→久慈→小原(2P1分3秒)
(2)大澤→芳賀→高橋(2P18分10秒)
(3)橋本潤→角舘→橋本僚(3P4分29秒)
(4)高橋→高田(3P4分54秒)
▽反則
【王】5(高田、小川勝、佐々木、小原、芳賀)
【日】3(大澤、ソン、佐藤)
▽シュート数
【王】36(17、10、9)
【日】36(8、14、14)


◆第39回毎日杯について
大会結果-北海道アイスホッケー連盟

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