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更別の畑で亜麻の花が見頃

一面に咲いた薄紫色の亜麻の花(7日、更別村の小谷さんの畑で。折原徹也撮影)

 【更別】村内の畑作農家・小谷広一さん(63)=上更別125=の畑で、亜麻の花が見頃を迎えている。かつて北海道で栽培が盛んだった亜麻の復活に向けた取り組みが進む中、薄紫色の小さな花が一面に咲き誇っている。

 亜麻は「リネン」など繊維用として1960年代後半まで十勝でも栽培されていたが、化学繊維の普及で姿を消した。小谷さんは6年前に栽培を始め、昨年は管内の農家や道内外の企業と、亜麻やナタネの搾油を行う会社も立ち上げた。

 今年はこれまでで最も多い7・5ヘクタールで、ヨーロッパから導入した3品種を作付けた。花は例年より早く6月下旬に咲き初め、今月下旬まで見頃が続く。午前中で散り、同じ株の新たなつぼみから次の花が咲く。

 音更町内に搾油施設を整備中で、8月に収穫して食用油を搾るほか、実はパン用、茎は繊維用として活用する。

 観光案内の冊子に取り上げられたこともあり、時折見学に訪れる人も。小谷さんは「新しい作物に挑戦するのは大変だが、頑張りたい。きれいな花なので自由に見てもらえれば」と話している。(眞尾敦)

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