上空からの景色堪能 3月末閉校の上士幌北居辺小児童
【上士幌】3月末で閉校する北居辺小学校(高原茂雄校長、児童9人)の児童が12日、熱気球のフリーフライトに臨んだ。2組に分かれて空の旅を満喫し、残り約1カ月半となった小学校生活の思い出として胸に刻み込んだ。
閉校記念事業協賛会(佐々木守会長)が企画。北海道バルーンフェスティバル組織委員会(委員長・竹中貢町長)に依頼し、熱気球のフライト体験などを行っている「ほっとえあ」(鹿追)のパイロット小田切光さんが協力した。
記念事業では1月30日の冬季運動会で熱気球の係留を楽しんだが、今回はあまり体験できないフリーフライトで、全校児童と教職員合わせて16人が2組に分かれて搭乗した。気球は町民スケートリンクから飛び立ち、各組それぞれ南東の北居辺方向に約2・5キロずつ飛行した。
子供たちは友人や家族に笑顔で手を振り、上空約100メートルからの景色を堪能。自分の家や学校などを写真に撮るなど、約10分弱のフライトを楽しんだ。布谷尚暉君(2年)は「高くてすごかった」と話した。
記念事業はこの後、帯広出身の落語家で父親が同校卒業生の立川談吉さんの落語会(19日)、閉校記念式典(22日)、札幌に拠点を置くミュージシャン「パフ・ファミリー」のコンサート(3月12日)が予定されている。(津田恭平)