アイスワイン2900本 あす全道発売 池田
【池田】町ブドウ・ブドウ酒研究所は20日、厳寒期に収穫したブドウで醸造した「十勝ワイン 山幸アイスワイン2012」と甘味果実酒「シルフィー」のリニューアル商品を発売する。アイスワインはこれまで最高の2900本を製造し、全道で販売する。
山幸アイスワインは、醸造用ブドウ「山幸」を樹上で乾燥凍結させ、糖度が増した状態で収穫する。通常のワインと比べ、少量しか造れないが、濃厚な甘さを持つぜいたくなワインとして人気を集めている
2012年ものは、同年産の山幸の収穫量が多かったため製造本数を大幅に増やした。同年はブドウの良作年で「山幸独特の酸味や渋みが抑えられ、滑らかな味に仕上がっている」としている。200ミリリットル入り、4200円。
シルフィーは、白ワインにブランデーを加えて加熱後、熟成させた。アルコール度数が17度と高く、食前酒として親しまれている。今回、720ミリリットル入り(価格1200円)から500ミリリットル入り(同1050円)へ量を減らし、値段も下げた。リニューアルに伴いたるで5年間熟成させ、マイルドな味に仕上げた。
問い合わせは同研究所(015・572・4090)へ。(平野明)