観光客に本格パークゴルフ ルールや競技指導好評
町PG協会
幕別への滞在延長狙う
【幕別】町発祥のパークゴルフ(PG)を観光客にも気軽に楽しんでもらおうと、町PG協会(千葉幹雄会長)の会員がガイドとして活動を始めた。24日に観光ツアー客と初めて一緒にプレーし、PGの魅力を伝えた。
町依田・日新の観光事業者を中心に、観光客の町内滞在を延ばす「プラス8(時間)プロジェクト」(実行委員長・茂呂昭生十勝ヒルズ総支配人)の事業。プロジェクトは1月に発足し、国や町からの補助金を受け、JTB北海道に事業を委託している。
PGガイド育成はこれまでのワークショップなどで出されたアイデア。ツアー会社に売り込み、今回「クラブツーリズム」の3泊4日の道内ツアーにPGが盛り込まれた。
24日は家族連れを中心としたツアー客19人が、ちろっとの森PG場で、プレーに挑戦。町PG協会会員7人が、基本的なルールやプレー方法を教え、一緒にコースを回った。
横浜市から3世代家族8人で訪れた富谷宏子さん(40)は「子どもと一緒に家族で触れ合えるので、いつもの観光とは違って楽しい」と笑顔。娘の莉茉さん(12)と望花さん(6)も「3、4打で上がれたホールもあった。もう1度回りたい。ホールインワンを出したい」と、プレーを楽しんでいた。
茂呂実行委員長は「来年もツアーが入ってくる予定。PGを見た観光客から『やりたいが、どうしたらいいか分からない』という声があった。少しずつ広まってくれれば」と話した。
PGを組み込んだツアーは8月にも2度、町内を訪れる予定となっている。(眞尾敦)