芽室上美生橋が開通 台風から1年4カ月
【芽室】昨夏の台風で崩落して通行止めとなっていた町内の道道清水大樹線の上美生橋が25日午前11時に開通し、地域住民らが1年4カ月ぶりの復旧を喜んだ。
上美生橋は美生川の氾濫で橋脚が倒壊して落橋し、橋部分(70メートル)を含む330メートルの区間で道道の通行止めが続いていた。道は損壊した橋を解体し、今年3月から新しい橋の架け替え工事を行っていた。
通行止めにより、目的地までの迂回(うかい)を余儀なくされていた地域住民にとっては待ちわびた開通で、通行止め解除と同時に、両方向から数台の車両が連なって橋を渡った。
橋のすぐ近くにある鈴木鉄工社長の鈴木吉太郎さん(75)は「(通行止めは)本当に不便だった。仕事で中札内や更別に行く用事もあり、迂回路だと7~8キロ遠かった。復旧は喜ばしい」と歓迎。
町総務課の石田哲参事は「地域住民にとって必要不可欠な道路であり、短期間で工事を完成させてくれた道や施工業者の皆さんに感謝したい」と話した。(澤村真理子)