氷上のアーチ橋「感動」 旅行、メディア関係者が体験ツアー
【上士幌】十勝の観光情報を発信し、道内外から観光客を呼び込む「元気な十勝」体験ツアー(十勝総合振興局主催)が管内で行われている。19日午前は上士幌町ぬかびら源泉郷のタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)を見学。糠平湖の水位が下がり、姿を現したコンクリート橋に参加者は興味を示した。
昨年8月の台風被害を受け、今年度上期の十勝の観光入り込み客数は前年同期を大きく下回り、観光関連業への影響が続いている。このため、元気な十勝を発信しようと、首都圏、道央圏から旅行エージェントやメディアを募り、十勝の食と観光を体験するツアーを企画した。
今回は雑誌社や旅行代理店、テレビ局など8社から12人が参加。18日は豊頃町のジュエリーアイスを見学。19日はタウシュベツ川橋梁の後、情報交換会を行い、21日開幕する十勝川温泉の「彩凛華(さいりんか)」会場を視察した。20日まで十勝に滞在する予定。
この日、タウシュベツ川橋梁へは片道2キロの道のりをスノーシューを履いて進んだ。NPOひがし大雪自然ガイドセンターのスタッフがガイドを務め、糠平湖特有のキノコ氷などを見学した。
東京の出版社マガジンハウスの水野昭子さん(26)は「橋は思ったより長く、東京にはない風景なのでとても楽しめた」と感動。一緒に参加したフリーライターの小堺丸子さん(37)も「橋の周りに何もなく、一面真っ白の景色なので見応えがある」と話した。(川野遼介)
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