紅葉に雪 ぬかびら0.2度
十勝地方は12日も寒気の影響が続き、上士幌町ぬかびら源泉郷では朝の最低気温が0・2度まで冷え込んだ。冬の足音が近づく中、同日午前の三国峠(同町)は雪景色に包まれ、紅葉と雪が共演した。
帯広測候所によると、12日朝の最低気温は他に、中札内村上札内と新得各3・1度、上士幌3・5度など。三国峠は数センチの雪が積もり、国道を管理する帯広開発建設部は未明に除雪車を出動させた。同部は、峠を通行する場合は冬タイヤの装着を呼び掛けている。
11日の十勝地方は平年より強い寒気が入り、冷たい東風や雨が降った影響で気温は上がらなかった。帯広の最高気温は9・7度と今季初めて10度を下回った。平年より7・1度低く、11月上旬並みの気温。最高気温が18・7度だった10日から、寒暖差が大きくなった。
13日は天気が回復し、帯広は晴れの予報。予想最高気温は14度。(池谷智仁)