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大気球空をぐんぐん 大樹 JAXAの放球実験成功

【大樹】独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA、本部東京)は27日午前、町多目的航空公園内の大樹航空宇宙実験場などで、今年度1基目となる大気球の放球実験を行った。大樹での科学的要素を盛り込んだ同実験は初めて。合図とともに台車から切り離された気球は静かに上昇、放球は成功した。
高度約40キロで大気球につり下げた実験装置を切り離し自由落下させ、無重力に近い環境を30−40秒間つくり出す「無重力実験システムの動作確認」が行われた。過去には、大樹移転前の三陸大気球観測所(岩手県大船渡市)で2回実施されている。
午前2時すぎから準備に入り、格納庫内でポリエチレン製の気球にヘリウムガスを注入。屋外に出した後、同6時5分ごろに放球。気球は上空で30万立方メートルにまで膨張し、同9時32分ごろ、十勝川の河口沖合に着水した。大樹漁協所属の漁船2隻やヘリコプター1機などで回収作業に当たった。JAXAの吉田哲也大気球実験室長は「大樹で行われる初の科学的な実験で、成果を出せるよう努力する」と話した。
JAXAは昨年度、大気球の実験を三陸から大樹に移転。今年度は9月までに7基の実験を予定している。(北雅貴)

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