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技術切り開く実験したい JAXA講演 大樹町での教育活動今後も

【大樹】町と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の連携協力協定締結を記念した講演会(町主催)が、25日午後2時から町生涯学習センターで開かれた。JAXAの研究者2人が、気球実験の必要性や、大樹で実施したこれまでの飛行実験の内容などを説明。訪れた町民ら約90人が熱心に耳を傾けた。
伏見悦夫町長のあいさつに続き、JAXA宇宙科学研究本部の吉田哲也大気球実験室長が「宇宙の歴史をひもとく気球実験」と題して講演。吉田室長は大気球実験について「宇宙、地球の誕生や進歩を解明するための方法として有効」とし、「新たな科学観測の技術を切り開く気球実験を大樹で展開したい」と話した。
また、JAXA研究開発本部の柳原正明飛行技術研究センター長は「大樹町におけるJAXA飛行実験」をテーマに、JAXAが1995年以降、町多目的航空公園で行ってきた飛行実験について説明。
多目的小型無人機の開発については「大樹町で機能・性能実験を行った後、気象研究所からの受託で梅雨前線観測飛行を実施した」などと解説した。
講演を聞いた大樹小学校5年の出崎蒼太君(10)は「宇宙を身近に感じた。大気球を見てみたい」と話していた。同連携協力協定にはJAXAの町への教育活動も記されており、今後も講演会を開く予定。(北雅貴)

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