大樹の小・中学生がISSの野口さんと交信
【大樹】国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の日本人宇宙飛行士・野口聡一さんとリアルタイムで交信するイベントが、22日午後7時半から町多目的航空公園内の宇宙航空研究開発機構(JAXA)飛行管制棟で行われた。子供たちが、野口さんへの質問を通じて宇宙への理解を深めた。
JAXAの研究施設がある全国の自治体の交流組織「銀河連邦」(本部・神奈川県相模原市)などが主催。大樹町は今月3日、相模原市で開かれた調印式で同組織に加盟した。今回の交信はISSと加盟6市町をテレビ会議システムで結ぶ“7元中継”で、日本初の試み。6市町で約200人が参加した。
大樹では小・中学生24人が集まった。大樹小の小島君が「宇宙人に会ったことはありますか」、大樹中の村上さんが「健康管理はどのようにしていますか」と質問。野口さんは「宇宙のどこかに地球と同じくらい美しい星があって、宇宙人がいたら楽しいかもしれません」「しっかり食べ、休み、運動して自己管理しています」と答えた。
また、「地球に戻って皆さんとまたお話しできれば」と述べ、宙返りをして交信を終えた。(佐藤圭史)