サッカーのGKスクールが好評 新得で月2回開催
【新得】十勝管内の高校と少年団でサッカーのゴールキーパー(GK)コーチを務める高橋浩太郎さん(37)=清水町在住=のGKスクールが、スキルアップを目指す小学生から好評だ。継続的に開催するGKスクールは十勝初という。高橋さんは「キーパーって楽しそう。試合で活躍してみたいという小学生を全力でサポートしたい」と意欲を燃やしている。(佐々木健通信員)
高橋さんは清水町出身。小学4年でサッカーを始め、清水小、清水中、帯広北高サッカー部でゴールを守り、高3の2005年にはインターハイに出場した。
現在は会社勤めの傍ら、帯広大谷高サッカー部と清水サッカースポーツ少年団でGKコーチを務める。両チームで教える中で、より多くの小学生にGKの基本技術を伝えようと、7月に「Held GKschool(ヘルド・ゴールキーパースクール)」を開校した。
「Held」はドイツ語で「英雄」「ヒーロー」を意味する言葉で、「今より十勝にGKとGKコーチが増えてほしい」との願いを込めた。スクールは月2回(午後6時~同7時)、新得町サホロリバーサイド運動広場の人工芝サッカー場で開いている。
9月21日には、清水町、芽室町、音更町の各サッカー少年団に所属する3~6年生7人が体験練習に参加。倒れてボールをキャッチする基本技術「ローリングダウンからのダイブ」の動作を学んだ。子どもたちは高橋さんによる指導の合間にも、上達を目指して自主的に復習・反復練習に取り組んでいた。
参加した清水小6年の名須川翼さん(11)は「練習は楽しい。上手になりたい」と目を輝かせた。高橋さんは「新たな仲間、新たな刺激が子どもたちのプラスなればうれしい」と話す。
料金は1回1000円、練習時に支払う。練習日程・会場の情報や参加申し込みは、スクールのインスタグラム(held_gkschool)から。年内は11月末まで開催し、冬季は休校する。