自動車メーカーのブースずらり ラリー北海道 拠点の北愛国広場にファン続々
5日に開幕した自動車競技「ラリー北海道」は、白熱の戦いが続いている。各地の競技会場のほか、拠点となる北愛国交流広場に開設されたサービスパーク(帯広)も、全国からのラリーファンでにぎわい。自動車メーカーの体験コーナーやステージイベントなど多彩な行事が行われている。
三菱自動車による登坂体験コーナーは、最大45度の傾斜を車両で体感できる。アトラクション形式で行われ、親子連れらがピックアップトラック「トライトン」に乗車し、傾きや階段の上り下り、急勾配を登る力強さを体感した。
一時は乗車待ちの列ができるほどの人気ぶり。帯広市から家族で訪れた吉田有吾さん(6)は「怖くなかった。楽しかった」と笑顔を見せ、車好きな一面をのぞかせた。父の渡さん(44)も「低速でもすごく力がある」と話し、性能の高さに感心していた。
トヨタのブースでは、トヨタ技術会有志によるタイヤ交換体験が大人気。子どもたちが整備士とおそろいの作業着を着て、発泡スチロールでできた実物大のタイヤを実車に取り付けた。スタッフの手ほどきを受けながら、ナットでタイヤを固定する作業に夢中で取り組んでいた。
最終日の7日も各種イベントが開かれ、選手が競技を終えた午後からはフィニッシュセレモニーが行われる。(小野寺俊之介、児玉未知佳)