ユースエール認定企業に帯広の３社　若者の採用、育成に力

認定書を受け取った（左２人目から）西江建設の西江晴彦常務、土屋常務、徳井建設工業の徳井宏亮常務。左は蒔田所長

　若者の採用や育成に積極的な中小企業を認定する厚生労働省の「ユースエール認定企業」に、帯広市内の西江建設、徳井建設工業、東光舗道の３社が新たに選ばれた。２７日に帯広公共職業安定所で認定通知書が交付された。

　ユースエールは有給休暇の取得率、残業時間、離職率など基準を満たす企業を認定する制度。３社は適切な労務管理などで１２項目の要件をすべて満たした。これまでに認定を受けた管内企業は１５社となった。

　西江建設は奨学金の返済支援制度を充実させ、若い世代の負担を軽減させた。徳井建設工業はインターンシップを重要視し、ミスマッチの防止などに力を入れる。東光舗道は企業委託生制度を活用し、札幌の専門学校で働きながら学べる制度を整備する。

　同所の蒔田眞也所長から３社の代表が認定通知書を受け取った。東光舗道の土屋充常務は「今後も若い世代がやりがいを感じ、個々の成長につなげられる環境づくりに励みたい」と語った。（小野寺俊之介）

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